何故行うのか
テストは何故行うのでしょうか。
製品出荷後に不具合を出さないために行います。
製品出荷後の不具合発生は、特に組込み機器の場合は致命傷となります。
例
携帯電話の不具合修正のための回収 1000万台出回った携帯を回収、アップデートする場合、 1台のソフトウェアアップデートに100円のコストが掛かるとすると、 10億円の損失 |
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携帯電話の例と同様に、車のリコールなども多額の損失を招きます。
より具体的な理由
テストは、製品出荷後に不具合を出さないために行います。より具体的な理由としては、次の理由が挙げられます。
- 工程ごとの品質を確保するため
- 製品品質を提示するため
- 耐久性の高い製品にするため
- 性能要件を満たしていることを確認するため
上記の理由でテストを行うのですが、一般的に、欠陥がないと思われる部分に対してテストを行わない傾向がありました。
しかし、製品に高い品質を求められる中、確実にテストを行ったということを第3者に提示する必要が出てきました。それにはどのようなテストを行ったのかを第3者が判断できるようにしておく必要があります。
そのためテスト工数は上昇傾向にあります。
テストを行う理由のポイント