3.1. 欠陥の種類 目次 3.3. ソースコードレビューとユニットテスト

3.2. ユニットテストで検出可能な欠陥

3.1の表を参考にすると、ユニットテストで検出可能な欠陥は、論理・インターフェイス・単純ミスによる欠陥ということになります。
ユニットテストで検出可能な欠陥とは、詳細設計工程で作成された詳細設計書どおりに作られていない部分を指しますので、それぞれの欠陥は以下のようなイメージになります。

  • 論理的な欠陥…処理論理に誤りがある(関数分割等がプログラマに一任された場合に検出可能)
  • インターフェイスの欠陥…(ユニットテスト単位でみた)外部とのインターフェイスが詳細設計書の定義と違うもの(関数分割等がプログラマに一任された場合に検出可能)
  • 単純ミスによる欠陥…詳細設計書には正しく記述されているが、コーディング時にプログラマが誤ってコーディングしたもの

ユニットテストは、ソースコードの入力と出力に注目して行われる機械的な作業です。
そのため、処理が冗長かどうかを知る由はなく、冗長性のある欠陥は検出されません。
また同様に、コメントは命令ではないため、ユニットテストでは欠陥があっても検出できません。

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