目次 5.1. 入力要素分析とは

5. ユニットテスト設計

第4章では、どのような観点でユニットテストを行えばよいかについて説明してきました。

この章では、実際にユニットテスト項目を設計する方法について説明します。

ユニットテスト項目を作成する場合には、テストに漏れが発生しないように配慮する必要があります

このコースでは、テストに漏れを発生させないテスト項目の設計方法について、一例を説明します。
そのテスト項目の設計方法を簡単に説明します。

手順作業名説明
1入力要素の洗い出しテスト対象関数へのインプットの種類を洗い出す
2入力値の決定テスト対象関数へインプットする値を抽出する
3出力要素の洗い出しテスト対象関数からのアウトプットの種類を洗い出す
4出力値の決定テスト対象関数からアウトプットする期待値を抽出する
5テストケースの洗い出し(1)ブランチカバレッジを100%網羅するためのルートを設定する
6テストケースの洗い出し(2)手順2、4で抽出したテストデータと期待値をすべて網羅するテストケースを設定する
7危険コード見直し危険コード部分のテストパターンを追加する
8確認内容設定テストパターンごとにテスト結果の確認内容を設定する

手順1〜8を実施すると、「テストケース仕様」が完成します。
次の節からは、詳細な手順を説明していきます。


メモ

※テストケース仕様とは、以下を指します。

  • 入力要素分析表
  • 出力要素分析表
  • 組み合わせ表
  • テスト結果確認表
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