10.8. 再テスト 目次

10.9. ユニットテスト設計時の欠陥修正

 ユニットテスト設計時に検出した欠陥についても、同様の流れを実施します。
 しかし、ユニットテスト設計時に検出した場合、まずそれが本当に欠陥であるのか判別する必要があります。

 そもそも、ユニットテスト設計時に欠陥と判断する理由は何でしょうか?

 それは、ソースコードと関数仕様書に不一致があることです。
 ここで注意が必要なのは、現時点ではソースコードが誤っているのか、関数仕様書が誤っているのか不確定だということです。

 そのためソースコードと関数仕様書のどちらが誤っているのか、実装者と、関数仕様の設計者の両方に確認すべきです。

 確認後、ソースコード、関数仕様書のどちらが誤っていても、欠陥 として扱います。
 その後は以下の手順で欠陥修正を行います。

欠陥修正手順

  1. 欠陥情報の記録
    インシデントレポートへ記録します。
  2. 欠陥分析
  3. 類似欠陥調査
  4. 欠陥修正
    ソースコード、又は関数仕様書を修正します。
    必要があれば、テスト項目も修正します。
  5. 欠陥修正レビュー
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