PLAS-Qlite
(マイコンシミュレータを利用したパフォーマンス検証ツール)
パフォーマンス検証をフロントローディング化

  • 対象業界:自動車業界
  • 対象部門:組込みソフトウェア開発部門
課題

パフォーマンス検証の現状と課題

  • ソフトウェア規模が増加し、マイコン制御時間の許容オーバーを誘発している
  • ソフトウェアの動作パフォーマンスは、V字工程後半に実機を用いて確認している
  • ソフトウェアパフォーマンスインシデントは、大きな手戻り工数が発生する
解決

パフォーマンス検証ツール
PLAS-Qliteがパフォーマンス検証で抱えている課題を
解決します。

ソフトウェアの動作パフォーマンスをPC上のシミュレーションにより確認できる「パフォーマンス検証ツール」です。 派生開発や機能追加でソフトウェア規模が増加した際に引き起こされるマイコン制御時間の許容オ―バーを、実機テストの前段階(関数単体テスト工程)で確認し、「パフォーマンス検証」における手戻り工数削減を実現します。
PLAS-Qlite
PLAS-Qliteの特徴

パフォーマンス検証のフロントローディングの実現

カバレッジマスターwinAMSを用いて、バラツキの少ない実行時間計測によるパフォーマンス検証のフロントローディングを実現し、早期にパフォーマンスの課題を発見し、手戻り工数を削減します。
パフォーマンス検証のフロントローディングの実現
  • 特長 1
    実機なしで開発早期にソフトウェアのパフォーマンス測定が可能
    実行時間計測機能のある「カバレッジマスターwinAMS」と連携して、通常実機テストに行うパフォーマンス検証を単体テスト工程にて実施。
    関数単位の実行時間をPC上で確認出来るため、制御仕様の想定時間超過を早期段階で発見し、テスト工程後半の手戻り減少に寄与します。
  • 特長 2
    レイテンシーを考慮した、実行時間を計測
    「カバレッジマスターwinAMS」では考慮されなかったレイテンシー情報を「PLAS-Qlite」に設定することで、関数単位のおおよその実行時間を計測し、パフォーマンス計測結果をCSVファイルで自動出力します。
PLAS-Qliteの機能
  • 機能 01

    レイテンシー情報を反映した、実行速度計測が可能

    • カバレッジマスターwinAMSによるシミュレーション結果と2種類のレイテンシー情報の設定を行うことで、関数単体の実行時間を計測。
      関数結合モジュールテストデータを用いることで、SWコンポーネント計測にも活用できます。
      設定するレイテンシー情報は①メモリ属性の設定、②Latencyの設定の2つとなります。
    • レイテンシー情報を反映した、実行速度計測が可能
  • 機能 02

    計測対象関数から下位関数を含めたパフォーマンス計測の実施

    • ・計測対象関数から下位関数を含めた実行時間を計測
      ・最大、最小実行時間のレポートを出力
      ・パフォーマンス計測対象の各関数毎の実行時間も確認可能
    • 計測対象関数から下位関数を含めたパフォーマンス計測の実施
PLAS-Qliteの先行評価

先行評価ユーザ(大手車載Supplier)での先行評価

PLAS-Qliteで計測した場合、実機との比較誤差は一貫して10%から20%内のオーバーで収束。
パフォーマンス予測値として活用可能と判断され、先行評価ユーザ様にPLAS-Qliteをご利用いただいております。
先行評価ユーザ(大手車載Supplier)での先行評価

PLAS-Qlite ご利用について

カバレッジマスターwinAMSユーザーの場合 PLAS-Qliteの導入により、実行時間計測が可能となります。
カバレッジマスター非ユーザーの場合 実行時間計測機能のある「カバレッジマスターwinAMS 」の導入が必要となります。