リアルタイムファンクションテスター
(実機連携 組込みソフト自動テストシステム)
「リアルタイムファンクションテスター」により、制御対象の外部ハードウエアを使用せず、制御ソフトの実機テストを可能とする外部ハードウェアエミュレーションシステムを提案いたします。

  • 対象業界:OA業界等
  • 対象部門:組込みシステム開発部門
課題

実機テストの課題

  • 多人数のテスト担当者による一斉テストにより、テストの実施と結果の目視確認、テスト結果のレポートなどがすべて手作業となり、膨大な工数が発生する
  • 複数のユニット(マイコンを搭載した基板)が別部隊で並行開発されるケースでは、ニットの接続に関するテストは、全てのユニットが完する開発工程の後半に集中してしまい、十分な検証時間が取れない
  • 各ユニットの接続テストのみでは、異常系の再現が困難のため、ソフト検証の網羅性を高めることが難しい
  • 大型や複雑なメカ制御を行うソフトウェア検証では、十分な試作機台数の確保が難しい場合、試作機が有る場合も試作機のハードウェアの信頼性が低い場合があり、メカ制御ソフト検証の障害となっている
  • 大型のメカを含む開発では、不安定な制御ソフトウェア検証時の事故や試作機の破壊などのリスクが高くなる
解決

実機連携 組込みソフト自動テストシステム
リアルタイムファンクションテスターが様々な実機検証に対する
課題を解決します。

制御対象(マイコン基板に接続される他の基板、操作パネル、メカなど)の動作を専用のシナリオエディタで定義し、FPGAによりシナリオをリアルタイム実行することで、制御対象のエミュレーションを実現します。
人海による実機テストの工数削減、複数ユニット並行開発時の検証の前倒し、試作機の制作が困難なメカを制御するソフト検証など、様々な実機検証に対する課題を解決します。
リアルタイムファンクションテスター
リアルタイムファンクションテスターの特徴

適用事例:プリンタ自動テストシステム 村田機械株式会社様

仮想テストアプリからのコマンドで、 評価ターゲットを自動操作するシステムです。評価ターゲット上での実行結果を仮想テストアプリケーションへログアウトし、 実行結果の自動評価を行います。システム構成としては、プリンタ内部の基板から、各種接続コネクタラインを引き出し、信号を中継基板で受けます。これをカスタム対応で制作する専用「システム基板」に接続し、USBを介してPCへ取り込みます。テスト実行時には、コマンドシーケンサーからテストのためのコマンド信号や評価ターゲットが要求する応答信号を出力し、動作結果として、評価ターゲットが出力した信号をサンプリングし、コマンドシーケンサー内でログとして記録します。
リアルタイムファンクションテスターの特徴
  • 特長 1
    人海戦術による実機検証工程を自動化し工数を削減
    実機テストにおける複雑なテスト操作の自動実行、反復実行、結果の自動記録を行い、人海戦術による実機テスト工数を削減し、テストの信頼性を高めます。
  • 特長 2
    テスト対象以外のハードウエアを仮想実行し テスト工程を前倒し
    テスト対象の基板に接続される通信相手となる基板の動作をエミュレーションするテストツールです。ユニとの並行開発においても、他のユニットの開発スケジュールに依存しない、早期のユニット接続テストが行えます。また、異常系の動作をシナリオ化することで、検証の網羅性を高めることも可能です。
  • 特長 3
    被制御側のメカ(機構系)を仮想化し 試作機レスでソフト検証を可能に
    テスト対象(コントローラ)の基板が制御するメカモデルを仮想実行し、試作機なしでソフト検証を可能とするエミュレーション環境です。