欠陥情報の記録は、欠陥を検出した直後にインシデントレポートへ記入します。
欠陥を検出した直後に記入する理由は、インシデントレポートへの記入漏れによる欠陥の流出を防ぐためです。
また、欠陥情報をリアルタイムで記述することで、プロジェクトリーダは現状の欠陥発生件数を正確に把握することが出来、プロジェクト運営に活用可能となります。
インシデントレポートは、以下の項目を記入します。
欠陥番号 | 欠陥の管理を行うために、欠陥1件につき欠陥番号を付けます |
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検出者 | 欠陥の検出者の氏名を記入します |
発生日 | 欠陥を検出した日付を記入します |
再現性 | 他の作業者が欠陥を検出したテストを行った場合でも、欠陥を検出できるかを確認するために、再現性の有無を記入します |
重要度 | 複数の欠陥が残っている場合、重要度の高い欠陥から修正するために記入します |
ソースコードの版数 | 欠陥を再現させるために、どのソースコードの版数で欠陥を検出したのか記入します |
欠陥内容 | 検出した欠陥について、詳しく記入します |
補足説明
- 1回のテストによって複数件の欠陥を検出した場合、後に全ての欠陥が修正されていることを確認するために、欠陥1件ごとに記入します。
- インシデントレポートのサンプルはこちらを参照してください。