欠陥修正は、欠陥原因の特定と類似欠陥調査の結果をもとに行います。
欠陥修正は以下の点に注意してください。
- 1つの欠陥修正ごとに、ソースコードの版数を改版します。
1つの版数に複数の欠陥修正を入れると、再テストにて欠陥が発生した場合に原因の特定が難しくなります。
(修正したソースの構成管理への登録漏れを防ぐため、別の方法で対策がとられていれば、省略可)
(版数がどんどん上がるため、実施していない企業も多くあります) - 他のルートに影響を与えないように修正します。
欠陥箇所のみに着目してしまうと、他のテスト時に予期せぬ欠陥が発生してしまう恐れがあります。
ユニットテスト工程の後半で修正を行ってしまうと、他のルートでの欠陥を流出してしまう恐れがあります。 - 類似欠陥調査によって発見した類似欠陥も全て修正します。([参照]類似欠陥調査)
- 処理の類似性
- 実装者の類似性 - 設計に誤りがあった場合は、設計書も修正します。
修正した内容は「インシデントレポート」に記入します。