10.5. 類似欠陥調査 目次 10.7. 欠陥修正レビュー

10.6. 欠陥修正

 欠陥修正は、欠陥原因の特定と類似欠陥調査の結果をもとに行います。
 欠陥修正は以下の点に注意してください。

  • 1つの欠陥修正ごとに、ソースコードの版数を改版します。
    1つの版数に複数の欠陥修正を入れると、再テストにて欠陥が発生した場合に原因の特定が難しくなります。
    (修正したソースの構成管理への登録漏れを防ぐため、別の方法で対策がとられていれば、省略可)
    (版数がどんどん上がるため、実施していない企業も多くあります)
  • 他のルートに影響を与えないように修正します。
    欠陥箇所のみに着目してしまうと、他のテスト時に予期せぬ欠陥が発生してしまう恐れがあります。
    ユニットテスト工程の後半で修正を行ってしまうと、他のルートでの欠陥を流出してしまう恐れがあります。
  • 類似欠陥調査によって発見した類似欠陥も全て修正します。([参照]類似欠陥調査)
       - 処理の類似性
       - 実装者の類似性
  • 設計に誤りがあった場合は、設計書も修正します。

 修正した内容は「インシデントレポート」に記入します。

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