XCC-V・XMAC-V2
2000年以降にコンパイルしたC言語やマクロ言語プログラムをシミュレーションする時に、Cまたはマクロ言語レベルでのデバッグができなくなります。
プログラムのコードおよびデータは正常に生成されますので、プログラムの誤動作はありません。
<原因>
2000年になると、これらのツールが出力するアセンブラ展開中の日付(デバッグ情報内)の「年」の部分が3文字で表示されアセンブル時にシンタックスエラーとなるためにデバッグ情報が生成されないことが原因です。
<対策>
2000年対応バージョンでは「年」を2文字の00で表示するように修正されていますので、アセンブル時にエラーが発生しません。
XASS-V・XLNK-V
2000年以降にアセンブルまたはリンクしたオブジェクトを使用すると、リンクマップ上のモジュールの日付が正しく表示されない可能性があります。また、シミュレーションする時に、ソースとオブジェクトの日付が一致していないというメッセージが出力されます。
プログラムのコードおよびデータは正常に生成されますので、プログラムの誤動作はありません。
<原因>
2000年になると、これらのツールが生成するオブジェクト内の日付の「年」の情報に誤った値を書き込むことが原因です。
<対策>
2000年対応バージョンでは「年」を2文字の00で設定するように修正されていますのでこの不具合は発生しません。 XABS-V
2000年以降に作成されたオブジェクトを使用した場合に"File DATE missmatch
error" というエラーが発生し、処理を中断してしまう可能性があります。
<条件>
以下のいずれかに該当する場合にエラーが発生する可能があります。
(1) XASS-Vが2000年未対応バージョン(V10.11以下)である。
(2) XABS-Vが2000年未対応バージョン(V9.15以下)である。
(3) ソースプログラムの日付が1999年以前で、オブジェクトの日付が2000年以降である。
<原因>
アセンブラの生成する情報ファイルの日付が誤っており、ソースファイルとオブジェクトファイルの日付の整合性チェックが正しく行われないことが原因です。
<対策>
2000年対応バージョンでは、日付のチェックが正しく行われるように修正されています。
デバッガ
プロダクト
2000年以降に作られたオブジェクトを使用してシミュレータを起動した時に、警告メッセージが表示されます。メッセージの内容は、ソースとオブジェクトの日付が一致していないという内容です。
警告メッセージが表示されるだけで、動作上の問題はありません。
<原因>
デバッガの日付管理処理に誤りがありました。
<対策>
2000年対応バージョンではこの誤りは修正されていますので警告メッセージは出力されません。
各種OMF オブジェクトコンバータ (XOMFxxx)
2000年以降にコンバータにより生成されたオブジェクトを使用すると、リンクマップ上のモジュールの日付が正しく表示されない可能性があります。また、シミュレーションする時に、ソースとオブジェクトの日付が一致していないというメッセージが出力されます。
プログラムのコードおよびデータは正常に生成されますので、プログラムの誤動作はありません。
<原因>
2000年になると、これらのツールが生成するオブジェクト内の日付の「年」の情報に誤った値を書き込む可能性があります。
<対策>
2000年対応バージョンではこの誤りは修正されています。 |