2026年08月20日

ガイオプライベートカンファレンス「G-TEC2026」を開催しました。

イベント
2017年以降のAI技術の台頭により、製造業を取り巻く環境は大きく変化しています。
ガイオ・テクノロジーは事業コンセプトを刷新し、2026年6月11日(木)、東京コンファレンスセンター・品川にて、久方ぶりのプライベートカンファレンス「G-TEC2026」を開催いたしました。
ご来場いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

イベント終了後のアンケートでは、「自社製品の紹介にとどまらないプログラム構成で気づきがある内容だった」、「現場での実践につながる深い気づきが得られた」といったお声を数多く頂戴しました。 また、講演を聴講するだけでなく「他社のエンジニアや参加者同士で横のつながりを作る貴重な機会になった」という声も寄せられ、リアル開催ならではの交流の場となりました。

本記事では、「G-TEC2026」の様子をお届けいたします。
G-TEC2026

講演内容

日本のものづくりを支える皆様の課題解決やAI技術が取り巻く新たな時代を切り拓くべく、業界を牽引する第一人者の皆様をお招きし、熱気あふれる講演・セッションをお届けいたしました。

【招待講演①】なぜ中国車載企業はスピードが速いのか?

  • 製造系YouTuber
    ものづくり 太郎 様
  • ものづくり太郎様
■ 講演内容(アブストラクト)
日本の自動車産業と海外企業との違いを、実運用を鑑みて違いを解説する。日本の製造業がおかれている立ち位置を分かりやすく俯瞰していきたい。

■ 参加者の声・反響
「日本の製造業が置かれている立ち位置を客観的に認識でき、非常に考えさせられた」、「BOMの価値や危機感をあらためて実感できた」といったお声をいただきました。
また、「自ら現地へ情報を獲りに行く重要性を感じた」など、明日からのモチベーションにつながったという反響も寄せられています。

【パネルディスカッション】組込み開発におけるAIフレンドリー到達のキー技術「構造データ共通言語」の現在地

  • トヨタ自動車株式会社 パワーフロー先行開発部 第2開発室
    佐野 健 様
    ガイオ・テクノロジー株式会社 デジタル・サクセス本部
    xL事業推進室 室長
    齋藤 和正
    ガイオ・テクノロジー株式会社 執行役員
    嶋田 卓尚
    - MC -
    ガイオ・テクノロジー株式会社 取締役副社長
    岩井 陽二
■ 講演内容(アブストラクト)
各社で検討または導入が進みつつある開発業務におけるAI技術の活用。これを加速し、最大の効果を挙げるためには、マークアップ言語の正常進化である、ダイアグラム、数理モデル、ドキュメント、組込みソフトウェア、において共通の構造データ言語が必要となる。 このムーブメントについて、プロダクト開発、エンジニアリング、ツール、それぞれの立場のキーパーソンによるディスカッションをお届けします。

■ 参加者の声・反響
「構造データ共通言語という新しい概念に触れた」、「今後の開発に大いに役立つと感じた」「日頃抱いていた問題意識に対し、第三者の意見も聞くことができて視界がクリアになった」といった感想をいただきました。構造データの共通言語の必要性を再確認できたセッションとなりました。

【招待講演②】テクニカルトークセッション

  • プログラマ、テスト駆動開発者 /
    タワーズ・クエスト株式会社 取締役社長
    和田 卓人 様
    WillBooster株式会社 代表取締役社長​ /
    東京通信大学 准教授 / 早稲田大学 招へい研究員
    坂本 一憲 様
■ 講演内容(アブストラクト)
AI(Artificial Intelligence)の台頭・浸透が契機となり、ソフトウェア開発の重要な視点である、物的生産性(量と速さ)と付加価値生産性(質と価値)の違いを明確化することがより重要となりつつあります。また、内部品質の低下などのソフトウェア開発におけるリスクも看過できません。それを避けるためのテスト駆動開発の役割や、AIによるソフトウェア開発の適切な進化も関心事項です。 上述のトピックも踏まえ、これからのソフトウェアエンジニアリングの在り方について、テスト駆動開発の第一人者である和田様とガイオが長年研究を共にしてきた坂本先生との濃厚なテクニカルトークセッションをお届けします。ご期待ください。

■ 参加者の声・反響
「AI時代の変化について、現場感のある形で学べて非常に参考になった」、「日頃ぼんやりと抱いていた不安や課題が明確に言語化された」といったお声を頂戴しました。 最新のAI動向とソフトウェアエンジニアリングの未来について、現場目線での深い気づきが得られたセッションでした。

【ガイオ講演】ガイオからのメッセージ

  • ガイオ・テクノロジー株式会社 取締役副社長
    岩井 陽二
■ 講演内容(アブストラクト)
・グランドデザイン2028の発表
・次世代ツール構想およびロードマップの発表
・ツール&技術サービスの導入事例の発表

■ 参加者の声・反響
ご来場者様からは、「ガイオのグランドデザインに深く共感した。伴走するパートナーとして共に歩んでいきたい」「各ツールへのAI統合や今後のロードマップに大いに期待している」といった温かい期待と共感のメッセージをいただきました。

【招待講演③】1991年 ル・マン24時間レース総合優勝の1番ピン
― 制約の中で進化した人とモデルベース開発

  • マツダ株式会社 クルマ開発本部 RE開発Gr
    エキスパートエンジニア
    清水 律治 様
  • マツダ株式会社 クルマ開発本部 エキスパートエンジニア
    末繁 惠一郎 様
■ 講演内容(アブストラクト)
日本車で初めてル・マン24時間レースを制したマツダ787Bは、2023年、日本自動車殿堂 歴史遺産車に選定された。そこから、忘却の途にあった黎明期のモデルベース開発(MBD)の記録と記憶を紡ぐ旅が始まる。ひとつは、サーキットシミュレーション。優勝の2年前、「勝ちに行くぞ」の大号令のもとで開発された、今に通じる実践的なMBDだ。もうひとつは、廃却寸前の段ボールの底から発見された「91ル・マン」と書かれたフロッピーディスク。薄れかけた磁気やバイナリー情報との格闘の末に復元した24時間分の走行データには、優勝した55号車がいかに戦ったかが克明に残されていた。 これら裏舞台に光を当てることで、今後MBDで世界に挑む皆さんへ熱いエールを送る。

■ 参加者の声・反響
「目先のテクニックだけでなく、技術者としてのあり方を学べる貴重な講演だった」、「1991年当時からMBDに取り組んでいた歴史に感銘を受けた。軸がしっかりしていれば時代を超えて応用できると実感した」など、技術へのパッションを刺激されたというお声が多く寄せられました。

スペシャルトークセッション

  • 元F1ドライバー / 現 NAKAJIMA RACING 総監督
    中嶋 悟 様
    - MC -
    コラムニスト
    フェルディナント・ヤマグチ 様
■ 講演内容(アブストラクト)
1987年~1991年にF1フルタイムドライバーとして活躍。 G-TEC2026にご来場いただける皆様も中嶋様の現役時代の走りに憧れを抱いた方が多いのではないでしょうか。今回は、MCにフェルディナント・ヤマグチ氏をむかえ、様々なチャレンジに取り組んできた中嶋様から、来場者の皆様にエールを送っていただきたいと思います。 会場の都合でF1実車は持ち込めないことになりましたが、株式会社コーナーストーンズ様より貸与いただくヘルメット(レプリカ)&レーシングスーツ(1991年チームメイトのステファノ・モデナ仕様)を展示予定。抽選で記念撮影のイベントも検討中です。

■ 参加者の声・反響
「プロドライバーの事故予防や意思疎通の考え方は、ADASや自動運転のシステム開発への貴重なヒントになった」、「中嶋氏の挑戦の歴史に元気をいただけた」といったお声が寄せられました。自動運転技術に対するエールを送っていただけた時間となりました。

ホワイエでの展示ブース、ネットワーキングパーティ

同会場のホワイエでは、当社商材・製品について5種類の展示を行いました。さらに、マツダ株式会社様、株式会社コーナーストーンズ様のご厚意により、特別展示も実施いたしました。
休憩中やネットワーキングパーティでは、活気づいた情報交換が行われており、カンファレンスならではの光景でした。

ATE(Advanced Tool chain Environment business)
- 先進ツールチェーン構築推進事業 -

  • 「AIネイティブ時代のツールチェーン研究」として、AIエージェントによる自律的なツール連携や、現実解となるハイブリッド運用の検証結果をご紹介しました。
  • G-TEC2026 ATE(Advanced Tool chain Environment business)- 先進ツールチェーン構築推進事業 -

DXE(Digital eXploring Engagement business)
- エッジ向けデジタル技術から付加価値を探求する事業 -

  • 生成AIを活用したサービスを3つご紹介。日々の煩雑な業務を生成AIがアシストする「AIアシスタント構築」、レビュー作業を効率化する「ドキュメントレビューシステム」、複雑なデータを直接AI資産とする「データ変換モジュール構築サービス」をご紹介しました。
  • G-TEC2026 DXE(Digital eXploring Engagement business)- エッジ向けデジタル技術から付加価値を探求する事業 -

QTE(Quality Town for Embedded grad)
- モダン開発向け次世代テストツール -

  • モダン開発スタイルの機能安全対応をリーズナブルに実現するテストツールです。
    QTEとVSCodeを連携することで、単体テスト作業をVSCode内で操作可能。AI Agentと連携して、カバレッジ達成を効率化することをご紹介しました。
  • G-TEC2026 QTE(Quality Town for Embedded grade)

CAR(Code Analysis Refiner)
- 静的解析ツール運用効率化ソリューション -

  • CARは、OSSのCodeCheckerをベースに、車載ソフトウェア開発で運用する際に不足する機能を補い、静的解析ツール運用にかかる作業時間を大幅に短縮します。
    CARに蓄積された過去の静的解析ツールが出力した違反警告やソースコード、警告判定結果などをAIに学習させることで、各違反警告の判定を効率化することが可能であることをご紹介しました。
  • G-TEC2026 CAR(Code Analysis Refiner)

カバレッジマスターwinAMS
- Windows開発環境向けユニットテストツール -

  • カバレッジマスターwinAMSは、組込みソフト開発向けのカバレッジ計測ツールです。
    カバレッジマスターwinAMSにAIコーディングエージェントClineを連携して、仕様書からテストデータを生成し、単体テストを自動化するデモをご紹介しました。

マツダ株式会社様

  • マツダ株式会社様のご厚意により、当イベント会場の展示ブースにおいて1991年に開催された第59回ル・マン24時間レースで日本車初の総合優勝を果たした「マツダ787B 55号車」に搭載された「R26Bロータリーエンジン」の実機を特別展示。
  • R26Bロータリーエンジン
  • 実機の迫力に加え、会場では当時活用したサーキットシミュレーションデモも実施いただきました。
  • マツダ株式会社 サーキットシミュレーションデモ

中嶋 悟氏1991年公認レプリカヘルメット​(限定品 直筆サイン入り)​& 1991年チームメイト​ ステファノ・モデナ氏仕様レーシングスーツ(実物)

  • 株式会社コーナーストーンズ様より貸与いただき、1991年 中嶋 悟氏がTyrrellに移籍して2年目、現役最後の年に、ホンダV10エンジン搭載 「Tyrrell Honda 020」 に搭乗した際に被ったヘルメットのレプリカ(中嶋氏サイン入り)と、同年、中嶋氏のチームメイトだったイタリア人ドライバー:ステファノ・モデナ氏 が着用したレーシングスーツ(実物)を展示いたしました。
  • 中嶋 悟氏1991年公認レプリカヘルメット​(限定品 直筆サイン入り)​& 1991年テスト時のチームメイト​ ステファノ・モデナ氏仕様レーシングスーツ(実物)

おわりに

プライベートカンファレンス「G-TEC2026」にご参加いただいた皆様、ご多忙の折、会場まで足をお運びいただき誠にありがとうございました。社員一同、心より御礼申し上げます。 また、今回は惜しくもご都合が合わなかった皆様におかれましても、本レポートを通して当日の熱気や最前線の動きを少しでも感じていただけましたら幸いです。

ガイオ・テクノロジーはこれからも、確かな技術と情熱をもって、製造業および組込みソフトウェア開発の現場が直面する課題解決に全力で挑んでまいります。

次回イベントで、皆様と直接お会いできることを楽しみにしております。
今後ともガイオ・テクノロジーを何卒よろしくお願い申し上げます。

筆者紹介

G-TEC2026 運営事務局

ガイオ・テクノロジー株式会社

統合営業推進部 広告宣伝グループ

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