新着情報

  • 2025年03月10日
  • NEWS

バージョンアップ情報のお知らせ(QTE)

平素より弊社製品をご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。
以下製品のバージョンアップを実施致しました。

バージョンアップ情報

【製品名】Quality Town for Embedded grade
【製品バージョン】R3.0.0.0(R3A)
【リリース日】2025年03月10日

※機能安全(ISO 26262 2nd Edition/IEC 61508)ツール認証取得は、2025年8月末を計画しています。

バージョンアップ内容

動作サポート環境の変更

・動作サポートの追加
-以下のアイテムが、QTE動作環境サポートに追加されました。
 ホストOS:Ubuntu 22.04
 Native GCC コンパイラ:11.4
 Native Clangコンパイラ:14.0.0
 ARM GCC:9.3.0 (従来の32bitに64bitを追加)
 ターゲットOS:QNX SDP 8.0
 Google Test:1.7.0

・サポートの終了
-以下のアイテムは、QTE動作環境のサポートを終了しました。
 ホストOS:Ubuntu 16.04
 Native GCC コンパイラ:5.4

機能追加/改善

・マルチスレッド環境で実行される結合された複数関数のカバレッジを計測する機能を追加
-マルチスレッドで実行される結合テスト中に、各関数のカバレッジを計測する機能を追加しました。

・QTEの制限事項に該当する「QTEでカバレッジ計測できないC++構文」を検出し、エラー/警告を表示する機能を追加
-QTEの制限事項に該当する「QTEでカバレッジ計測できないC++構文」がテスト対象ソースに含まれる場合、これを検出し、エラー/警告を表示する機能を追加しました。

・「GTestターゲット実行 NonPOSIX/ArmClangオプション」使用時のシリアル通信の安定性を改善
-NonPOSIXターゲット環境でのテスト実行において、シリアル通信のパケットの到達確認、誤り検出を行う機能を強化しました。

・NonPOSIX環境で使用するオプション"rcpt-dir-path"に、QTE固有の環境変数を使用できるように改善
-NonPOSIXターゲット環境でのテスト実行において、ホストPCがターゲットからのテスト実行結果を受け取るディレクトリパスを指定するオプション"rcpt-dir-path"(comm_serial.json)に、QTE固有の環境変数を使用できるように改善しました。

・オプション"user-include-dir-list"と"system-include-dir-list"にワイルドカードが使用できるように改善
-ビルド設定ファイル”build.json”のオプション"user-include-dir-list"と、"system-include-dir-list"に、ワイルドカードが使用できるように改善しました。

・HTMLテストレポート生成時にJAVAヒープメモリ不足によるエラーが発生しないように改善
-JAVAヒープメモリのサイズの最大値を指定するオプション"report_java_max_heap_size"を「qte.conf」に追加しました。

・QTEが動作するJREバージョンをユーザーが指定する機能を追加
-Javaコマンドパスを設定するオプション"java_command_path"を「qte.conf」に追加しました。

・logディレクトリ名の名称を「QTE_CA」に変更し改善
-QTEが生成するlogディレクトリ名を「QTE_CA」に変更しました。従来logディレクトリ名に「CA」を使用していましたが、一部のマイコン名称と誤認識する可能性を指摘されたため、命名規則を変更しました。

・カバレッジを計測しない場合にGoogle Testの実行結果のみをHTMLテストレポートに出力できるように改善
-実行モード(オプション"execution-mode")を"99"に設定し、カバレッジを計測しないで実行した場合に、エラーを発生せずに、Google Test結果出力のみのHTMLテストレポートを生成するように改善しました。

・QTEで使用する各スクリプトファイルに使用可能なQTE固有の変数を改善
-QTEで使用する各スクリプトファイルに使用可能なQTE固有の変数を拡充、整理しました。

ユーザーマニュアル・サポート情報提供方法の変更

・QTEユーザーマニュアルの提供方法をPDFファイルからオンラインWEBページへ変更
-本バージョンより、QTEユーザーマニュアルの提供方法を、従来のPDFファイルからオンラインWEBページに変更しました。
「QTE user manual」

・QTE制限事項専用WEBページを廃止し、オンラインマニュアルページ、不具合情報WEBページに統合
-本バージョンより、QTE制限事項情報の提供方法を変更しました。従来、ユーザーマニュアルとは別に提供していたQTE制限事項情報専用WEBページを廃止し、オンラインマニュアルへ集約しました。