バージョンアップ情報のお知らせ(CMW ARM Cortex系)
平素より弊社製品をご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。
以下製品のバージョンアップを実施致しました。
バージョンアップ情報
【対象製品】
カバレッジマスターwinAMS
【対象マイコン】
シミュレータエンジン:SX(ハイスピード)
ARM Cortex-A53/A57(AArch64)
ARM Cortex-A35/A72(AArch64) ※1
ARM Cortex-A55/A75/A76(AArch64)
ARM Cortex-A65/A78/A78AE(AArch64)
バージョンアップ内容
OMFコンバータ Arm64GccOmf : V2.0.0.0
コンパイラバージョン対応
・下記コンパイラに対応しました。
対象コンパイラ : GNUコンパイラ(aarch64-linux-gnu-gcc)
対応バージョン : V14.2.0
(※1 GNUコンパイラ対応として、新たに対応したマイコンです。)
機能改善
GNU(BlackBerry QNX)コンパイラ V5.4.0/V8.3.0
GNU(Linaro)コンパイラ V6.2.1
GNUコンパイラ(aarch64-linux-gnu-gcc) V9.3.0/V9.5.0/V11.3.0/V14.2.0
・以下のパフォーマンスに関する改善を行いました。
- OMFコンバータの処理パフォーマンスを改善しました。
- OMFコンバータが出力するXLOファイルのサイズを削減しました。
- OMFコンバータの扱うメモリ幅を32bitから64bitに拡張し、大容量オブジェクト変換時にメモリアロケートエラーが発生しないよう改善しました。
なお、シミュレータ・カバレッジマスターwinAMSの高負荷を避けるため、大容量オブジェクト変換時には、デバッグ情報変換対象のソースを絞り込む変換オプション(-select/-select_path/-select_list)の使用を推奨します。
・以下の変換オプションを追加しました。
[-select_list リストファイル]
デバッグ情報変換対象のソースを絞り込むオプション[-select_list]を追加しました。従来の[-select]オプションでは1つのオプションで1つの対象指定しかできませんでした。新規オプション[-select_list]では、1つのオプションで複数の対象が指定可能となります。
[-warnmax 警告表示の上限数]
カバレッジマスターwinAMSのメッセージビューに表示するOMFコンバータの警告数について、上限のデフォルトを1000件としメッセージビューへの負荷軽減を行いました。なお、警告数の上限は変換オプション[-warnmax]により 変更可能です。
[-msgfile メッセージ保存ファイル]
OMFコンバータのメッセージをファイルに保存するオプション[-msgfile]を追加しました。警告が多数発生するオブジェクトで警告を確認する場合は、[-msgfile]を使用し、変換後にファイルを確認する方法を推奨します。([-warnmax]を使用して全警告を表示する方法は、負荷となるため推奨しません。)
オプションの使い方については、「OMFコンバータ」の章からマイコン毎に、ご参照いただけます。
製品インストールフォルダ:\doc\XAIL-Debugger.chm
・コンバート終了時に、終了要因に基づき「正常終了(0)/警告終了(1)/エラー終了(2)」を返すように改善しました。これにより、カバレッジマスターwinAMS R10.0以降における「変換エラーが発生した場合に出力オブジェクトを削除する」機能が動作可能となります。
詳細は、カバレッジマスターwinAMS R10.0以降のマニュアルに記載される、該当機能の章を参照してください。
・カバレッジマスターwinAMSにおいて、GNUコンパイラ(aarch64-linux-gnu-gcc)選択時のオプションに stmt_line オプションを追加しました。コンパイラV14.2.0以降をご使用の場合に選択してください。コンパイラが生成するデバッグ行情報のうち、コンパイラがブレークポイントとして推奨するデバッグ行情報(DWARFのis_stmtフラグが1の行情報)のみを出力します。