では早速、Cygwinを入手してPCへインストールしてみましょう。このCygwinは、Windows上で動作するUNIXエミュレータのような環境で、ファイルシステムやウインドウは、Windowsのものをそのまま使用します。Cygwin自体のインストール/アンインストールは、Windowsシステムに影響を与えることなく自由に行うことができますし、Cygwin専用にHDDのパーテションを用意したりする必要も全くありません。
インストールは、WEBページ(
http://cygwin.com/)のセットアッププログラムを使用します。このプログラムには、パッケージのあるFTPサイトからインストールに必要なモジュールをダウンロードする機能が備わっています。
インストール中、ダウンロードサイトを選択する場面(Choose A Download Site)があるのですが、全てのミラーサイトに同じ物があるわけではなく、サイトによって揃っているパッケージがまちまちです。初めての方は、この当たりが分かりにくいかも知れません。筆者は、「ftp://ring.so-net.ne.jp」を試しましたが、ここには、一通り必要なパッケージが揃っている様でした。