GAIO CLUB

2023年06月01日

【第3回】ガイオ用語集「GitHub」

ガイオ用語集

GitHubとは

Gitというバージョン管理システムを元にして作られた、オンラインのオープンソース開発プラットフォームのことです。

エンジニアはGitHubにアカウント登録することで、誰でもGitHub上で開発プロジェクトを公開でき、興味を持った世界中のエンジニアからフィードバックを得ることや、公開されたオープンソースライブラリの開発に自由に参加することができます。開発されたオープンソースライブラリについての問題報告や疑問点などについて、開発者と直接やりとりができるオンラインコミュニティでもあります。

Gitとは

Linuxと呼ばれるOSの開発者であるLinus Torvalds(リーナス・トーバルズ)によって開発された、2005年に誕生したバージョン管理システムのことです。OSのような巨大なプロジェクトでも高速かつ効率的に作業が遂行できるような、ブランチによる分岐システムを備えています。リポジトリと呼ばれる単位で、ファイルやディレクトリの状態を記録し、リポジトリ間でPush、Pullと言った処理を行うことで、個人ごとに開発リポジトリを持ちつつ、複数名での開発内容をリモートリポジトリに反映することができます。(誰かが編集中のファイルを変更できない、といったことが起きません)

GitHubの導入費用

GitHubには無料のFreeプランと、有料のProプランに分かれています。企業や個人を問わず、基本的に無料で使うことができます。ただし、無料の場合、プロジェクトの単位であるリポジトリの共同編集者の数が3名までに制限されるなど、様々な制約があります。リポジトリを公開しないプライベートリポジトリの作成数にも制限がありましたが、撤廃されました。

GitHubと類似したサービス

下記のようなものが存在しますが、GitHubが最も広く使用されているサービスです。

BitBucket

ConfluenceなどのベンダーであるAtlassianが提供しているGitプラットフォーム

Assembla

Gitだけでなく、SubversionやPerforceといったバージョン管理システムにも対応したプラットフォーム

GitLab

GitLab自体がOSSで開発されているプラットフォーム。オンプレで活用することができ、GitHubには無いグループプライベートリポジトリといった独自機能がある。

GitHubを活用するメリット

自分自身のプロジェクトを公開することで、就職活動/転職活動でのアピールポイントになります。また、興味を持っている技術ドメインに関連したエンジニア仲間を見つけることができます。

GitHubの始め方

1.アカウントを作成する
2.リポジトリを作成する
3.プログラムコードをアップロードする

⇒ この時点でコードを管理/共有することができ、場所を問わず複数名での開発を効率良く行うことができるようになります。

まとめ

GitHubの概要や使い方について解説しました。

・GitHubはオープンソース開発のプラットフォームでありオンラインコミュニティ
・GitHubは誰でも基本無料で利用できるが制約がある。
・GitHubは類似サービスの中で最も広く利用されている。
・GitHubをエンジニアの開発履歴、技術力をアピールする場でもある。
・GitHubはアカウント登録さえすれば、いつでも開発を開始できる。


ソフトウェア開発者にとって、GitHubは必須のツールであり、今後ますます重要性が高まることが予想されます。この記事を読んで、あなたもGitHubを使いこなし、よりスムーズな開発を実現しましょう。

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